44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。48歳になりました。

アバスチン抗がん剤5クール目の休薬期間(10~18日)の副作用と体調

アバスチン抗がん剤5クール目の休薬期間の副作用と体調はどうなのか(10日~最終日18日目まで)

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2019年3月下旬に書いたメモをまとめています。アバスチン抗がん剤投薬後の休薬期間中の副作用の症状やパターンなどを治療ダイアリーに記録したものをまとめています。

抗がん剤の副作用の症状やパターンを把握するために治療ダイアリーをつける

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2019年3月。

先日までで5クール目のアバスチン抗がん剤治療(FOLFIRI療法)の休薬期間も半分の9日が経過した。

引き続き抗がん剤の副作用の傾向を把握するために病院からもらった『AVASTINダイアリー』という小冊子に治療日誌をつけていくことにする。

抗がん剤の副作用の症状の出現頻度やパターン、またはそのつらさの度合いや回復パターンなど記録しておけば今後の比較や対策がしやすいと思う。

AVASTINダイアリーで記録する主だった抗がん剤の副作用

AVASTINダイアリーでは下記のような項目を記録するようになっているので、これらがアバスチン抗がん剤の主だった副作用だと考えられる。

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  • 血圧(高くなる傾向にある)
  • 吐き気や嘔吐、便秘、下痢、腹痛、口内炎
  • 手足のうずき・しびれ、痛み・腫れ(赤い)、ひび割れ・水泡、爪の色の変色や変形
  • 鼻血、血便・下血
  • 頭痛
  • めまい、フラフラ間
  • 脱毛
  • のどの違和感
  • 息苦しい
  • 胸の痛み
  • むくみ(手・足・顔)
  • 倦怠感(だるさ)

 これらの症状が出た日にはしるしをつけて症状が出やすい日やそのパターンなどを探っていこうと思う。

抗がん剤投薬の投薬後の10日目から最終日の18日目までに出た副作用の症状と体調の変化と食事について

休薬期間中に起こる抗がん剤の副作用の症状と体調は日数の経過によってどう変化していくのか、そして日々の食事は副作用に影響があるのかどうかを調べるために記録していこうと思う。

※基本的に食事は昼夜の2食だけにしている。

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後10日目

【体調】

朝起きてみての体調はおおむね良好といった感じ。シャキッとは起きれないけど起きてウロウロしだすと体調はいいほうだと感じる。

抗がん剤の副作用としては特に気になるものはなかった。

【食事】

昼食にはプレーンオムレツとブランパンとランチョンミートとわかめスープ。

夕食はわかめスープとサラダと牛ロース塩焼きと玄米ご飯を食べた。

【自覚できる副作用】

  • 鼻をかんだらティッシュに血が付いていた(微量)

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後11日目

【体調】

朝起きてみての体調はまあまあかなといった感じ。

今日の時点で自覚できる副作用としては特にはなかったが、抗がん剤の副作用で鼻の粘膜はやはり傷つきやすいみたいで鼻をかむと少しだけ血が付いていた。

【食事】

昼食にはプレーンオムレツとブランパンとランチョンミート。

夕食はわかめスープとサラダとサーモンの刺身と豆腐で作ったお好み焼きを食べた。

【自覚できる副作用】

  • 鼻をかんだらティッシュに血が付いていた(微量)

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後12日目

【体調】

朝起きてみての体調はまあまあかなといった感じ。

今の体調としてはどこかが痛いとか熱があるとか気分が悪いということはなく、割と元気な方だと思う。

今日は経過観察のCT検査があった。検査結果は次の抗がん剤投薬の入院時に分かる予定。 

【食事】

今日はCT検査のため昼食は食べられなかったので、いつもは食べない朝食にプレーンオムレツとブランパンを食べた。

夕食は牛ロース塩焼きとサラダと豆腐お好み焼きを食べた。

【自覚できる副作用】

特に無し。

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後13日目

【体調】

朝起きてみての体調はまあまあといった感じだが、どうもしゃっきりと起きることができない。

昨晩からちょっと体調が悪いような感じがする。

抗がん剤の副作用のぶり返しなのか、昨日CT検査があったので精神的に動揺しているせいなのか、もしくはもしかしたら僕の体内で今まさにがん細胞が増殖しているせいかどうかは分からない。

午後から下痢の症状が出た。それに伴って少し倦怠感も出てきたような気がする。

どうやら抗がん剤の投薬から13日経過しても絶好調というわけにはいかないみたいだ。

少し心配だったが夜になってからは下痢の症状は出ていない。 

【食事】

昼食にはプレーンオムレツとわかめスープを食べた。

夕食にはアヒージョとアボカドと豆乳のスープと豆腐のお好み焼きを食べた。

【自覚できる副作用】

  • 下痢
  • 倦怠感 

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後14日目

【体調】

体調としてはなんだかダルい感じがする。

朝計った体温も36.7と平熱だが少し高めなので心配だ。

昼食を食べた後、なんだかダルいというか身体が重い感じがしたので横になっていた。

季節の変わり目で自律神経がどうにかなっているのか、抗がん剤の副作用がぶり返してきているのか、もしかしたら身体の中のがんが悪さをしているのか…はっきりとしたことは分からない。

でも、しばらく横になっていると夕方ごろには割と平気になって夜になると調子が良くなった。

下痢の症状もでず、排便は普通だった。

自覚できる抗がん剤の副作用としては、しいていえば昼食後に少しだるくなったことがあるが抗がんの副作用によるものかどうかは分からない。

【食事】

昼食にはプレーンオムレツと豆乳スープを食べた。

夕食にはマグロの刺身とアヒージョ(ブロッコリー、マッシュルーム、海老、鶏肉、アボカド)とアボカドと豆乳のスープと豆腐のお好み焼きを食べた。

【自覚できる副作用】

  • 倦怠感

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後15日目

【体調】

自覚できる副作用としてはほとんどなかった。

体調としては割といいほうだったので筋トレも再開できた。 

【食事】

昼食はプレーンオムレツと豆乳スープとアヒージョ(ブロッコリー、マッシュルーム、海老、鶏肉、アボカド)を食べた。

夕食は牛ロース塩焼きと豆乳スープとサラダとアヒージョ(ブロッコリー、マッシュルーム、海老、鶏肉、アボカド)を食べた。

【自覚できる副作用】

 特に無し。

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後16日目

【体調】

朝起きてみての体調はいい方だと思う。 

自覚できる副作用としてはほとんどなかった。 

【食事】

昼食はプレーンオムレツとアヒージョ(ブロッコリー、マッシュルーム、海老、鶏肉、アボカド)。

夕食は豆腐お好み焼きとサラダとアヒージョ(ブロッコリー、マッシュルーム、海老、鶏肉、アボカド)を食べた。

【自覚できる副作用】

 特に無し。

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後17日目

【体調】

朝起きてみての体調はいい方だと思う。

しかし夜になって少し下痢の症状が出る。 

ホントに下痢のパターンは読みづらい。

【食事】

昼食はプレーンオムレツとわかめスープ。

夕食は豆腐お好み焼きとサラダとわかめスープを食べた。

【自覚できる副作用】

  • 下痢
  • 鼻をかむとティッシュに血が付く(微量)

5クール目アバスチン抗がん剤投薬後18日目(最終日)

【体調】

朝起きてみての体調はまあまあといったところ。 

自覚できる副作用としては鼻をかむとティッシュに少し血が付くくらいだったが、休薬期間最終日でも抗がん剤の影響が抜け切れていないということは、身体にダメージが残ったまま次の抗がん剤の投薬をしなければならないということになる。

今から気が重い。

【食事】

昼食にはプレーンオムレツとサラダとわかめスープと豆腐お好み焼きを少し。

夕食にはとんこつラーメンを食べた。

【自覚できる副作用】

  • 鼻をかむとティッシュに血が付く(微量)

 

アバスチン抗がん剤の5クール目の休薬期間終えての感想

抗がん剤の副作用としては4クール目までの傾向から大きく逸脱することも無く、5クール目の抗がん剤治療の休薬期間の後半もこれまでのパターンと同様に割と調子が良くなり食欲も回復して元気もでてくるが、下痢のパターンだけは読みづらい。

そして休薬期間の18日が経過しても、完全に抗がん剤の影響から逃れることはできないようだ。

食事に関してはがん細胞がブドウ糖を好むという点からなるべく糖質が少ないもの食べるようにしている。糖質制限をすることで体調に異常がでるようなら本末転倒だが、今のところ血液検査で大きく数値に異常が出て食事を見直さないといけないということもないので続けていこうと思う。

明日は6クール目の抗がん剤治療の開始とCT検査も結果も聞くことになっている

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明日になればまた抗がん剤の投薬で入院しなくてはならない。加えて先週受けたCT検査も結果も聞くことになっている。

はたして腫瘍は大きくなっているのか、変わりないのか、大逆転で小さくなっているのか。今さらあれこれ悩んでも結果は変わらないし、すでに担当医のアマキ先生の診察室のパソコンの中には先日撮ったCT画像が入っているだろう。

僕にできることは明日病院行って検査の結果を聞き、ポジティブな結果であれば喜びつつも以後油断せぬよう気をつけて、ネガティブな結果ならより一層努力する方法を考えればいいだけのことだ。

と、理性的には考えようとするが、今から不安なことは間違いない。というより結果を聞くことが怖い。

やっぱり僕は臆病者だ。

いい大人が情けないと思う。