アバスチン抗がん剤7クール目の休薬期間(10~18日)の副作用と体調
アバスチン抗がん剤7クール目の休薬期間の副作用と体調はどうなのか(投薬後10日~18日目まで)
この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2019年5月上旬に書いたメモをまとめています。アバスチン抗がん剤(FOLFIRI療法)投薬後の休薬期間中の副作用の症状やパターンなどを治療ダイアリーに記録していたものをまとめています。
- アバスチン抗がん剤7クール目の休薬期間の副作用と体調はどうなのか(投薬後10日~18日目まで)
- 抗がん剤の副作用の症状やパターンを把握するために治療ダイアリーをつける
- 抗がん剤投薬の投薬後10日目から18日目までに出た副作用の症状と体調の変化と食事について
- アバスチン抗がん剤の7クール目の休薬期間が18日経過した時点での感想
抗がん剤の副作用の症状やパターンを把握するために治療ダイアリーをつける
2019年5月。
先日まででアバスチン抗がん剤の7クール目の休薬期間も9日が経過した。ひきつづき抗がん剤の副作用の傾向を把握するために病院からもらった『AVASTINダイアリー』という小冊子に治療日誌をつけていくことにする。
抗がん剤の副作用の症状の出現頻度やパターン、またはそのつらさの度合いや回復パターンなど記録しておけば今後の比較や対策がしやすいと思う。
AVASTINダイアリーで記録する主だった抗がん剤の副作用
AVASTINダイアリーでは下記のような項目を記録するようになっているので、これらがアバスチン抗がん剤の主だった副作用だと考えられる。
- 血圧(高くなる傾向にある)
- 吐き気や嘔吐、便秘、下痢、腹痛、口内炎
- 手足のうずき・しびれ、痛み・腫れ(赤い)、ひび割れ・水泡、爪の色の変色や変形
- 鼻血、血便・下血
- 頭痛
- めまい、フラフラ間
- 脱毛
- のどの違和感
- 息苦しい
- 胸の痛み
- むくみ(手・足・顔)
- 倦怠感(だるさ)
これらの症状が出た日にはメモをつけて、症状が出やすい日や副作用のパターンなどを探っていこうと思う。
抗がん剤投薬の投薬後10日目から18日目までに出た副作用の症状と体調の変化と食事について
休薬期間中に起こる抗がん剤の副作用の症状と体調は日数の経過によってどう変化していくのか、そして日々の食事は副作用に影響があるのかどうかを調べるために記録していこうと思う。
※基本的に食事は昼夜の2食だけにしている。
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後10日目
【体調】
朝起きてみての体調はまあまあだが、相変わらず喉が少し痛い。
痰が出たが、少し血が混じっていた。普段ならなんてことないことなんだろうけど、癌患者である僕にとって、こういうことはとても気になる。
「もしかしたら肺に癌が転移しての喀血の予兆なのか?」
そんなことをつい考えてナーバスになってしまう。
しかし喉の調子を除けば今日は昨日に比べて体調は良い気がする。お腹の調子もよくトイレに行っても快便だ。
午後になると喉の痛みもだいぶおさまってきたが、やはり時折たんが絡むのが気になる。
【食事】
昼食はアヒージョとブランパンとキャベツとタマネギのサラダ。
夕食はアヒージョと野菜炒めとブランパンひとつを食べた。
【自覚できる副作用】
- のどの違和感
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後11日目
【体調】
朝起きてみて寝起きはスッキリしなかったが、体調としてはいい方だと思う。
しかし昨日に引き続き、のどの調子はあまりよくなく、ときおり痰が絡むのが気になる。
しかも昼頃になって、なんだかお腹が痛くなった。
トイレに行ったが下痢ではなく普通の便だったので、昼食を食べずに少し様子を見ることにした。後で分かったことだが、腹痛の原因として作り置きのアヒージョが痛んでいて、昨日それを食べたせいだと思われる。犯人は腐りかけのアヒージョだった。
【食事】
昼食なし
夕食にはわかめスープと豆腐で作ったお好み焼きと昨日の野菜炒めの残りとブロッコリースプラウトを食べた。
【自覚できる副作用】
- のどの違和感
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後12日目
【体調】
朝起きてみての体調はまあまあだが、寝起きは倦怠感が残るようで、シャキッと起きることができない。
今日で抗がん剤の投薬から12日が経過して、吐き気はおさまり下痢の症状も出てはいないが、なんだか微妙に倦怠感が残っているようで、少しだけだるさを感じている。
抗がん剤も7クール目が終わったので、休薬期間を経ても副作用から回復しきれないダメージが身体に少しづつ蓄積されている気がする。
今日は久しぶりに近くの山あいにある自然公園までウォーキングに出かけた。新緑の緑を見ながら歩くのはやはり気持ちが良い。できれば早朝に来たほうが朝のさわやかな空気をもっと感じられていいのかもしれない。
【食事】
昼食はわかめスープと納豆オムレツと豆腐お好み焼き。
夕食にはわかめスープと豆腐オムレツと子持ちししゃもを食べた。
【自覚できる副作用】
- 倦怠感(少し)
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後13日目
【体調】
昨日は早めに寝たので比較的長い時間眠れた。朝起きてみての体調はまあまあ。
しかしのどの調子はよくなく、朝から痰が絡む。吐き出した痰の中に一度だけ小さな茶褐色の点のようなものが混じっていて、それがもしかしたら血だったのかもと思うと、恐ろしくてナーバスになってしまう。
そして昨日と同様に微妙に倦怠感が残るような気がする一方で、今日は体調のほうは少しずつ快方に向かって言っているような気もする。
しかし午後になって下痢の症状がてしまう。下痢はおさまっていたと思ったのにMTCオイルを取りすぎたせいなのだろうか?
【食事】
昼食はわかめスープとアヒージョとキャベツと玉ねぎとブロッコリースプラウトのサラダを食べた。
夕食にはわかめスープとアヒージョとサラダとブランパンを食べた。
【自覚できる副作用】
- 倦怠感(少し)
- 下痢
- のどの違和感
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後14日目
【体調】
朝起きてみての体調はまあまあだが、のどの調子は良くなくて痰が少しからむ。
午後から下痢になり、何度もトイレに行かないといけないくらい重かった。
下痢になると足が冷えるというので足湯をした後で横になって休む。
しばらくすると寝汗が出てきた。体温が上がって寝汗が出るということは免疫にとってはいいことだと思うのでこのまま横になることにした。
【食事】
昼食はプレーンオムレツ少しとアヒージョとわかめスープと豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐を食べた。
夕食はサバの塩焼きとポロポロ豆腐を食べた。
【自覚できる副作用】
- 倦怠感(少し)
- 下痢(重い)
- のどの違和感
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後15日目
【体調】
朝起きてみての体調はまあまあ。
昨日はよく寝汗をかいたので体調はすっきりしてることを期待していたが、風邪がなおった朝のようなすっきりさは感じはなかった。
相変わらず痰は絡む。加えて鼻をかんだときに血がほんのちょっとだけ混じっていた。今回はこの症状は最近はあまりでなかったので少し面食らう。
抗がん剤の副作用はなかなか想定通りにいかないらしい。
心配していた下痢の症状は出なかった。
【食事】
昼食はアヒージョ、豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐、ブランパンのアンパンを食べた。
夕食はサーモンのおからパウダー炒めとサラダと味噌汁とポロポロ豆腐を食べた。
【自覚できる副作用】
- 鼻をかんだらティッシュに血が付いていた(微量)
- のどの違和感
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後16日目
【体調】
朝起きてみての体調はまあまあで、ほんの少しだけ昨日よりはよくなってきているような気がする。
痰はまだ少し絡むが、回数は減ってきているような感じで、少しづつ元気になってきたような気がする。
【食事】
昼食にはアヒージョの残りと玄米のお粥とレトルトのグリーンカレーとキャベツと玉ねぎを軽く炒めたものを食べた。
夕食にはおからで揚げた鳥の唐揚げと玄米お粥と肉野菜炒めを食べた。
【自覚できる副作用】
- のどの違和感
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後17日目
【体調】
朝起きてみての体調はまあいい方だと思う。最近は下痢の症状はでず、快便が続いていて良い傾向だ。
6クール目まではよく出ていた「鼻をかむとティッシュに血が付く」という症状も今回はあまりでない。
抗がん剤の副作用は一辺倒にはいかないものだ。
【食事】
昼食はアヒージョ
夕食は野菜炒め、マグロの刺身、ポロポロ豆腐、エビチリ少しを食べた。
【自覚できる副作用】
- 特に無し
7クール目アバスチン抗がん剤投薬後18日目
【体調】
朝起きてみての体調はあまり昨日と変わらず、まあまあといった感じ。
本来なら明日から次の抗がん剤治療が始まるサイクルだが、今回に限り休薬期間はあと1週間余裕がある。
今日になってかなり元気が出てきたが、まだまだ元気100倍とはいかない。
残りの1週間で元気を取り戻して次の抗がん剤治療に挑みたい。
【食事】
昼食はアヒージョとプレーンオムレツとブランパンをひとつ
夕食は野菜炒めとポロポロ豆腐とサーモンのお刺身を少しあぶったものを食べた。
【自覚できる副作用】
- 特に無し
アバスチン抗がん剤の7クール目の休薬期間が18日経過した時点での感想
休薬期間も18日が経過し、かなり元気を取り戻せたと思う。
主だった副作用である吐き気や下痢もおさまり、食欲も出てきて徐々に回復に向かっている。
今回特に気になったのは「のどの違和感」で、これがはたして抗がん剤による副作用のせいなのか、もしくは風邪が治りきらないでいるのかの判断が難しいところ。痰が絡む症状も徐々に軽くなってきているので、それほど深刻になるほどではないのかなとも思う。
6クール目ではながらく苦しめられた下痢の症状は今回は少なめですんでいるので、もしかしたら「下痢がおさまるまでは火が十分に通っていない食べ物は避ける」という作戦が功を奏しているのかもしれない。その他には「ゆっくり時間をかけてよく噛んで食べる」など食事のとりかたにも気をつけているので、それらも少しは役に立っているのかもしれない。
しかし油断していると突発的に下痢の症状が出たりするので、気を引き締めつつ頑張っていこうと思う。