3クール目の抗がん剤の投薬を終えてからの副作用についてと僕が食欲が無いときに食べたもの【がん闘病記50】
この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2016年の8月上旬ごろに書いたメモをまとめています。
抗がん剤投薬後の休薬期間のあれこれ
2016年8月。
化学療法の副作用の症状はなかなか予想通りにいかない。
意外と軽かったり思いがけず重かったりとさまざま。
なるべく気付いたことはメモっておいて今後の症状の予想がついて対応しやすくなればと思う。
- 抗がん剤投薬後の休薬期間のあれこれ
- 3クール目の抗がん剤投薬後の翌日
- そんなに好きじゃなかったスイカがおいしいと感じる
- 抗がん剤の副作用があってもスイカは食べやすい
- 強さを増していく倦怠感
- 少し持ち直す
- 1日2レモンを目標に
- 不意打ちで下痢が来る
3クール目の抗がん剤投薬後の翌日
ちょっと不思議なんだけど、抗がん剤投薬後の翌日だというのに副作用の倦怠感があまり感じられない。
前回の2クール目の抗がん剤投薬終了の翌日は自分の目安で最大を10としてのつらさ度7~8くらいの倦怠感があったけど今日はそれほどでもない。
倦怠感はあるにのはあるもののつらさ度2くらい?もっと軽いかも知れない。
なんていうか本質的につらさの種類が違うような気がする。
倦怠感がつらいときは鼻の奥に薬品のような、髪の毛が焼けたようなイヤな匂いが充満し(実際に匂いはしないけどそんな感覚)意識もあまりはっきりしなくてボーっとダルい感じ。
頭の中心から重い気がして何もかもやる気が起きなくなる。
前回までの副作用からくる倦怠感のつらさはそんな感じだけど、今回はまだそんな感覚にはなっていない。
身体中に薬品が回っているようなそんな苦い感覚はあるにはあるけど比較的元気な方だ。
この抗がん剤に身体が対応しつつあるのか?
今はまだその波が来てないだけなのか?
本当のところは謎だ。
つらさが軽い理由として今までと違った生活習慣が何かないか考えてみる
なんでだろう?と倦怠感が軽い理由を考えたとき、全く医学的な根拠も何も無いけど昨晩食べたスイカがよかったのかもしれないと推測する。
スイカ。夏を代表する果物のひとつ。
でもこれまでの僕は正直なところスイカはあまり好きではなかった。
タネを取るのもめんどくさいし甘さとしてもボヤっとした甘さで、物にもよるけどおいしくないものは甘みもあまり感じられずただ水っぽいだけ。
赤いところを食べているのに全然甘くなかったりすると、食べるのをやめてカブト虫にお譲りしたくなる。
僕はそもそも果物全般があまり好きではなかった。
でも抗がん剤治療の影響で嗅覚や味覚の感覚が変化して、妊婦さんのつわりのように炊き立てのご飯が食べられなくなった。その代わりと言っては何だけど果物がおいしいと思うようになった。
スイカも昨日スーパーで1/8くらいにカットしてあるものをなんとなく買ってみた。
陳列棚にならんだカットされているスイカの赤い果肉部分を見てなんだか直感的に
「食べれそう」
と思った。
家に帰って食べてみるとなぜだかとんでもなくおいしく感じられた。
そして何より食べているとなんだか気分がよくなってくる気がする。
スイカに吐き気とか倦怠感を抑えるような成分が含まれているかどうかは知らないけど僕の嗜好が変わったことは確かだ。
そんなに好きじゃなかったスイカがおいしいと感じる
3クール目の抗がん剤投薬後から2日経過
副作用と現れているのは
- 倦怠感が3くらい
- 指先のひび割れ
- 軽度の下痢
といった感じ。
やはり前回、2クール目の抗がん剤治療の後と比べたらどちらかというと軽い気がする。
吐き気による倦怠感が少ないせいかもしれない。
食べられるものを食べられるだけ少量食べるのがいいのかもしれない。
身体は正直で口に入れた瞬間、おいしいと思えないものは実は身体に合ってないのかも。
朝はパン。
昼食は回転ずし。
夕食はフライドポテトとスイカと桃缶を食べた。
回転寿司は食べる量の調整がしやすいから重宝している。
そしてスイカがおいしい。
スイカにはまりすぎている。
スイカには何か癌患者を引き寄せる特別な成分でも含まれてるんじゃないかってくらい食べるのが止まらない。
なんだろう、食べるとさわやかな気分になってくるから不思議だ。
抗がん剤の副作用があってもスイカは食べやすい
3クール目の抗がん剤投薬後から3日経過
副作用としては
- 倦怠感が3
- 指先のひび割れ
といった感じ。
今日は下痢もせず抗がん剤の投薬終了から3日目にしては前回までの1~2クール目の投薬後3日目と比べても軽いほうだと思う。
回数を重ねてきているのになぜだろう?
順当に考えると抗がん剤の投薬による身体へのダメージも蓄積されていると思うのだけど。
スイカがおいしくてたまらない
そして相変わらずスイカがおいしい。
抗がん剤の影響で舌の感覚がおかしくなっているから何を食べても本来のおいしさは感じないのだけどスイカだけは別みたい。
いつも以上においしく感じられてるような気がする。
スイカはいつも近所のスーパーで買うのだけど、スーパーで買うスイカには値札のところに糖度の表示がされていることが多い。
今日は糖度13と表示されたスイカがあったので、思わず買い置き分が家にまだあるにもかかわらず買ってしまった。
今まで糖度11のスイカでさえ最高に甘いと感じて食べてたのに13ってどうなんだろう?
まだ買い置きしてある分を全部食べてないのでそれらを食べ終わったら食べてみようと思う。
強さを増していく倦怠感
3クール目の抗がん剤投薬後から4日経過
副作用としては
- 倦怠感が4
- 指先のひび割れ
徐々に倦怠感が強さを増してきている。
倦怠感には波がありつらいときは6くらいあって横になって寝ていた。
夕方ウォーキングに出かけたがちょっとつらかった。
不思議とまだ下痢にはなっていない。
食欲はそこそこあるが舌の感覚は戻ってないため、何を食べてもあまりおいしいと感じない。
でも、スイカとか果物はおいしいと感じる。
抗がん剤の副作用で舌の感覚がおかしいのは舌が少し痺れているのかもしれない。
副作用でいろいろと出てくる中でこの「痺れ」というのは割と頻度が高い。
指先の痺れ足先の痺れなど、身体のはしっこの方に痺れが出やすい。
あ、そう考えると舌先も身体のはしっこになるのかな?
そして何か食べた後、舌にザラザラしたものが残る感じがする。(実際は固形物は残っていないので気のせいだけど)
夜になると倦怠感がつらくなる気がするので睡眠導入剤ゾピクロンを飲んでなるべく早く寝たほうがいいように思う。
そして今日も今日とてスイカばかり食べてる。
先日買っておいた糖度13のスイカを食べてみるが間違いなくおいしい。
はあ…もうすっかりスイカの虜だ。
少し持ち直す
3クール目の抗がん剤投薬後から5日経過
副作用としては
- 倦怠感が2。
- 指先のひび割れ
- 舌の感覚、鼻が敏感になる。
倦怠感はちょっと持ちなおした。
そして相変わらず下痢になっていない。
前回と比べるとそこが大きな違いだ。
下痢とか吐き気がない分、倦怠感も軽めですんでいるような気がする。
1日2レモンを目標に
3クール目の抗がん剤投薬後から6日経過
副作用としては
- 倦怠感が4
- 指先のひび割れ
- 特に舌の感覚、鼻が敏感になる
- 夜に下痢の兆候が見られるがそんなにひどくはない。
倦怠感にはやはり波があり平気な時とそうでもない時がある。
夜は食欲が無いのでスイカと桃缶を少々。
感覚的にここで無理をして食べるとまた吐いてしまいそうな予感。
体重もそんなに減ってないし無理して食べることは無いかな。
あと、癌関連の本を読んでレモンがいいらしいということで、さっそくレモン絞り器とレモンを買ってきた。
試しにひとつ絞ってみてちょっとだけ飲んでみる。
うげえええええええええええすっぱいいいいいい、しぼりたてレモンの破壊力はすさまじい…
でも、いつも飲んでる野菜ジュースに混ぜて飲んでみると問題なく飲めた。
これからは一日2レモンを目安に摂取していこうと思う。
夜になると倦怠感が酷くなってつらさ度6くらいになる。
早めに寝てしまおう。
不意打ちで下痢が来る
3クール目の抗がん剤投薬後から7日経過
午後から下痢になる。
結構酷い下痢だ。
下痢止めを飲んだにもかかわらず水のような便がジャージャー出る。
下痢のひどさに比例して倦怠感も酷くなる気がする。
つらさ度を最大10として酷いときで7くらいはつらくなる。
うーん、やっぱり下痢が来てしまったか。
投薬後7日目にしてきたのは始めてだ。
今までにないタイミングなので不意打ちを喰らった感じだ。
なかなか計算通りにはいかないなあ…