抗がん剤の副作用観察日記2週間分まとめ(3クール終了まで)【がん闘病記52】
はじめに
この記事では2016年の8月初旬から中旬にかけて行った、大腸癌に対する化学療法としてFOLFOX4+ベクティビックスの投薬3クール目(投薬3日、休薬11日)の間の自分自身に起きた副作用を独自に観察したものをまとめています。
抗がん剤による副作用は人それぞれ違いがありますので一概には言えませんが同じような境遇の方の参考に少しでもなれば幸いです。
倦怠感のつらさレベルの自己評価
最高につらい場合MAX10。つらくない場合は0で評価。(目安)
【抗がん剤治療3クール目1~7日目まで】
【抗がん剤治療3クール目8~14日目まで】
2クール目までの違いとして、投薬が終わった直後は割と倦怠感は軽い方でしたが、抗がん剤投薬後の休薬期間終盤にかけてはつらさが増していったように思います。
倦怠感のつらさは常に一定というわけではなくある程度の波がありますが、1日のうちどちらかというと夜の方が倦怠感がつらくなる傾向にあったと思います。
下痢、皮膚障害、食欲減退・吐き気など
下痢やさまざまな皮膚障害、食欲減退・吐き気などの症状が出た日にしるしをつけています。
◎・・・ひどい症状
〇・・・症状が確認できる
△・・・軽度だが症状が確認できる
【抗がん剤治療3クール目1~7日目まで】
【抗がん剤治療3クール目8~14日目まで】
※小冊子『ベクティビックスによる治療を受ける患者さんへ』によると、上記の症状以外にも間質性肺疾患として「咳がでる」、「息苦しい」、「熱がある」などがあり、注入反応として投薬後に「汗が出る」、「顔がほてる」などがでる可能性と、目の異常として「結膜炎」や「角膜炎」見られる場合があるとのことでした。僕の場合はそれらの症状は全12クール通して出なかったので表としては省略しています。
2クール目までの違いとしては3クール目の休薬期間の前半は不思議と下痢の症状は出ていませんでした。
皮膚のひび割れは常に出ていましたので薬局で白色ワセリンを買ってきて指先に塗った後で絆創膏を貼ったりして対応していました。
食欲減退や吐き気に関しては後半にかけては軽い方だったと思います。
もしかしたらご飯の代わりにスイカばかり食べていたせいかもしれません。
抗がん剤治療の3クール目を終えて
3クール目の投薬を終えた直後は心配していた倦怠感や下痢の症状があまり出ていなかったので
「もしかしたら薬に慣れて副作用が軽くなってきたのかも?」
と、ちょっとだけ期待しましたが、休薬期間の後半はその期待を見事に裏切る倦怠感のつらさがやってきました。
回を重ねるにつれ、あかぎれのような指先のひび割れは手だけではなく足の指先にも出てくるようになります。
これらのひび割れ、発疹などの皮膚トラブルはこの先ずっと抗がん剤治療が終わるまで付きまとっていくことになります。
入院時にはなるべく乾燥しないようにと保湿剤などを担当の薬剤師さんがよく病室にもってきてくれました。
こういう病院側のサポートは本当に頼りになり、感謝しています。
(注意:抗がん剤治療による副作用は年齢性別や治療を受ける患者さんの体力に加え、投与される抗がん剤の種類や割合によってさまざまですので安易に比較できるものではないかもしれません。僕の場合の抗がん剤の割合は毎回フルドーズ(投与可能な割合100%)だと担当医のウエノ先生から聞いていましたのでその点も留意していただければと思います)