44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。48歳になりました。

抗がん剤の副作用観察日記19日分まとめ(10クール終了まで)【がん闘病記105】

はじめに

この記事では2016年の11月下旬から12月初旬にかけて行った大腸癌に対する化学療法としてFOLFOX4+ベクティビックスの投薬10クール目(投薬3日、休薬期間16日)の間の自分自身に起きた抗がん剤による副作用を独自に観察したものをまとめています。

抗がん剤による副作用は薬の種類や年齢性別、体力など、人によりそれぞれちがいがありますので一概には言えませんが、同じように抗がん剤の副作用でお悩みの方の比較対象に少しでもなれば幸いです。 

10クール目の倦怠感のつらさレベルの自己評価

最高につらい場合MAX10。つらくない場合は0で評価。(目安)

 

【抗がん剤治療10クール目1~7日目まで】

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【抗がん剤治療10クール目8~14日目まで】

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【抗がん剤治療10クール目15~19日目まで】

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今回少し休薬期間が長いのは10クール目の開始時期と担当医のウエノ先生とのスケジュールが合わずに少し調整が入ったためです。

先生は「こちらの都合で申し訳ない」とおっしゃっていましたが、休薬期間が少しでも長くなるのは僕にしてみれば大歓迎でした。 

10クール目の抗がん剤治療の副作用としての倦怠感は思っていたほどつらいものにはなりませんでした。

回数も10回目ということもあり、身体の中に残る副作用もかなり積みあがってきているとは思っていましたが、前回の9クール目と今回の10クール目の間の休薬期間を長めにしてもらったのでその分元気を取り戻せたのかもしれません。

このFOLFOX4+ベクティビックス抗がん剤治療の副作用からくる倦怠感は身体の芯から重く感じるようなダルさがあり、じわじわと焼かれるような苦しみがあります。

回数を重ねるにつれそのつらさは増していくものですが、今回はそれほどでもなかったので助かりました。

 

10クール目に起きた下痢、皮膚障害、食欲減退・吐き気など

下痢やさまざまな皮膚障害、食欲減退・吐き気などの症状が出た日にしるしをつけています。

 

◎・・・ひどい症状

〇・・・症状が確認できる

△・・・軽度だが症状が確認できる 

 

【抗がん剤治療10クール目1~7日目まで】

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【抗がん剤治療10クール目8~14日目まで】

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 【抗がん剤治療10クール目15~19日目まで】

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※小冊子『ベクティビックスによる治療を受ける患者さんへ』によると、上記の症状以外にも間質性肺疾患として「咳がでる」、「息苦しい」、「熱がある」などがあり、注入反応として投薬後に「汗が出る」、「顔がほてる」などがでる可能性と、目の異常として「結膜炎」や「角膜炎」見られる場合があるとのことでした。僕の場合はそれらの症状は全12クール通して出なかったので表としては省略しています。

 

10クール目の抗がん剤治療でも発疹、ひびわれ、かゆみなどの皮膚トラブルはずっと続いていておさまることはありませんでした。

今回は下痢の症状はあまり出ませんでしたが、投薬開始翌日から 8日間くらいは少しだけ便秘気味でした。

しかしそんなに重い方ではなく「なんとなく出にくい」といった程度ですんでいたのでよかったです。

個人的にはどちらかというと下痢よりも便秘の方がつらいので、下痢止めの薬は処方されていましたがなるべく飲まないようにしていました。

 

抗がん剤治療の10クール目を終えて

今回で10回目ということもあり抗がん剤の副作用もどんどん重くなっていくだろうなと心配していましたが、前回の休薬期間を長めにとったおかげか薬に慣れてきたのか分かりませんが心配していたほどのキツさはありませんでした。

投薬後1週間くらいにすこしぶり返しでキツくなりましたがあとはそれほどでもありませんでした。

 

このころは残すはあと2回ということもあり、抗がん剤治療の終わりを意識し始めたころでもありました。

それでも12クール終了後の検査しだいでどうなるかは分からなかったので

「どうか追加で抗がん剤治療をすることがありませんように」

と、祈るばかりの日々でした。

 

今回で抗がん剤の副作用の観察日記のまとめは最後になります

そして今回で抗がん剤の副作用の観察日記は最後になります。

どういうことかと言いますと、実はこのあとの11クール目の抗がん剤治療のあとにひどい風邪を引いてしまい風邪と抗がん剤の副作用のダブルパンチで半月ほど寝込んでしまいました。

副作用の記録も日々の手記も書けないほどつらくて、ほとんど起き上がることすらできませんでしたので記録を残すことができませんでした。

副作用からくる倦怠感もつらさレベル9~10とほぼMAXに近いつらさでしたがこれは風邪の症状もあいまってのことでフラットな状態ではないのであまり参考にならないとも思います。

抗がん剤治療はこのあと最後の12クールまでやりきりましたが記録として残っているのはここまででした。

 

中途半端な結果になって申し訳ありません。

 

 

(注意:抗がん剤治療による副作用は年齢性別や治療を受ける患者さんの体力に加え、投与される抗がん剤の種類や割合によってさまざまですので安易に比較できるものではないかもしれません。僕の場合の抗がん剤の割合はほぼフルドーズ(投与可能な割合100%)だと担当医のウエノ先生から聞いていましたのでその点も留意していただければと思います)