ベクティビックス抗がん剤治療終了から約4ヵ月後の体重増加問題【がん闘病記120】
この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2017年の4月下旬に書いたメモをまとめています。
体重が20㎏以上増えた…
2017年4月。
もうじき全12クールに及んだベクティビックス+FOLFOX4抗がん剤治療終了から4ヵ月が経過しようとしている。
昨晩体重を測ったら80㎏あった。
「うわあ…肥えたなあ…」
体重計の針の位置が間違いじゃないのか?と一瞬疑ったがこれが現実らしい。
4ヵ月以上前の抗がん剤治療中は、副作用からくる吐き気と食欲減退で満足に食事ができず、体重は一時期は60㎏台を切っていた。
そのころから考えると20㎏以上は増えたことになる。
20㎏といえば10㎏の米袋二つ分だ…
体重増加の原因
体重増加の原因のひとつとして、痒みが酷いときにセレスタミンというステロイドが配合された薬を服用していて、その副作用のひとつに食欲増進ということがあったためと思われる。
もしくは抗がん剤治療が終わってしばらく経ち、抗がん剤の副作用の吐き気や食欲減退がおさまってきたので身体が減っていた体重を元に戻そうとリバウンドしたのかもしれない。
とにかくここ数か月は食欲がハンパなかった。
部屋のゴミ箱がお菓子の空き箱や袋ですぐにいっぱいになっていた。
夜、寝ているときもふと目が覚めてはお菓子を食べて眠り、しばらくしてまた目を覚ましてはお菓子を食べ眠る。といった感じでガンガン食べていた。
チョコレート菓子やスナック菓子をまさに「寝ても覚めても」という勢いで食べていた。
がんと診断される前もお菓子は好きだったが、これほどまで食べるようなことは無かった。
体重は増えるのは簡単だが、減らすのは難しい…
抗がん剤治療中の食事例
抗がん剤の副作用で食欲が無かったときの食事のサイクルとしては、
- 朝、小さなパンひとつと少しの果物とリンゴジュースかオレンジジュース
- 昼、そばとかうどんなどの麺類を少しだけ。もしくは食べない
- 夜、玄米のお粥100gと野菜を中心としたなにかしらのおかず
- それと夏は昼夜問わず食べたいときにスイカを食べ、冬は焼き芋を食べていた
終始こんな感じだったが今は長期にわたる抗がん剤治療も終わって約4ヵ月たったので、副作用での吐き気や食欲減退は全く無くなり、なんでも食べれるようになった。
それと抗がん剤治療中は副作用の影響で嗅覚と味覚がおかしくなっていたので、加工した食品や炊き立てのごはんの匂いを嗅いだだけで気持ち悪くなっていたものだが、今ではそんなこともなくなった。
小麦粉系の加工食品であるパスタやラーメン、うどんなどもダメだったが今では普通に食べれるようになった。
なので朝昼晩のご飯をがっつり食べている。
大好きだったラーメンやうどんもたまに食べている。
チョコレート系のお菓子やスナック菓子が好きで間食もするので一日の総摂取カロリーは結構なものだと思う。
ぬるい人間、油断人間だ
よくよく考えれば僕は今、随分と油断している。
ちょっとばかり最近の検査結果がよかったからといって、もう癌はすっかり治ったものだと思っている。
抗がん剤治療をしているときは糖分はなるべく摂らないように気を付けていたのに、今は平気でチョコレートとかお饅頭などのお菓子を食べている。
なぜ糖分を摂らないように気をつけていたのか?
その理由として抗がん剤治療中は癌が身体の中に残っているかいないのかハッキリしなかったので、もしかしたら今身体のなかにあるかもしれない癌細胞がこれ以上育たないようにと思って気をつけていたから。
でも最近では経過観察での検査結果が良好で癌の再発の兆候が見られないので「がんの再発」ということが少し自分から遠ざかったように感じている。
そういった面からも甘えと油断が出てきているんじゃないかと思う。
担当医のウエノ先生が言うように、5年以上たたないと再発の可能性は低くはならないというのに。
まったくぬるい。
ぬるい人間だ僕は。
気を引き締めなくては。