アバスチン抗がん剤9クール目(1~9日)の休薬期間の副作用
アバスチン抗がん剤9クール目の休薬期間の副作用と体調はどうなのか(投薬翌日~9日目まで)
この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2019年6月中旬から下旬にかけて書いたメモをまとめています。アバスチン抗がん剤(FOLFIRI療法)9クール目の投薬後の休薬期間中の副作用の症状やパターンなどを治療ダイアリーに記録したものをまとめています。
- アバスチン抗がん剤9クール目の休薬期間の副作用と体調はどうなのか(投薬翌日~9日目まで)
- 抗がん剤の副作用の症状やパターンを把握するために治療ダイアリーをつける
- 抗がん剤投薬の投薬翌日から9日目までに出た副作用の症状と体調の変化と食事について
- アバスチン抗がん剤の9クール目の休薬期間9日経過した時点での感想
抗がん剤の副作用の症状やパターンを把握するために治療ダイアリーをつける
2019年6月。
先日、9クール目のアバスチン抗がん剤投薬のため3日間ほど入院した。退院後は抗がん剤の副作用の傾向を把握するために病院からもらった『AVASTINダイアリー』という小冊子に治療日誌をつけていくことにする。
抗がん剤の副作用の症状の出現頻度やパターン、またはそのつらさの度合いや回復パターンなど記録しておけば今後の比較や対策がしやすいと思う。
AVASTINダイアリーで記録する主だった抗がん剤の副作用
AVASTINダイアリーでは下記のような項目を記録するようになっているので、これらがアバスチン抗がん剤の主だった副作用だと考えられる。
- 血圧(高くなる傾向にある)
- 吐き気や嘔吐、便秘、下痢、腹痛、口内炎
- 手足のうずき・しびれ、痛み・腫れ(赤い)、ひび割れ・水泡、爪の色の変色や変形
- 鼻血、血便・下血
- 頭痛
- めまい、フラフラ間
- 脱毛
- のどの違和感
- 息苦しい
- 胸の痛み
- むくみ(手・足・顔)
- 倦怠感(だるさ)
これらの症状が出た日にはメモをつけて、症状が出やすい日やそのパターンなどを探っていこうと思う。
抗がん剤投薬の投薬翌日から9日目までに出た副作用の症状と体調の変化と食事について
休薬期間中に起こる抗がん剤の副作用の症状と体調は日数の経過によってどう変化していくのか、そして日々の食事は副作用に影響があるのかどうかを調べるために記録していこうと思う。
※基本的に食事は昼夜の2食だけにしている。
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後翌日
【体調】
抗がん剤の投薬翌日の今日は一日中倦怠感がつらくて自宅のベッドで横になっていた。
吐き気はおさまってきたので玄米のお粥とおでんの大根を食べる。
他は主に水素水と温めた豆乳を飲む。
2回ほど排便はあったが、下痢にはならず普通の便だった。
喉の違和感は昨日にくらべればおさまったが、声が少しかすれ気味。
【食事】
水素水と温めた豆乳を飲み、玄米のお粥とおでんの大根を少し食べる。
【自覚できる副作用】
- 吐き気(軽い)
- 倦怠感
- のどの違和感
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後2日目
【体調】
体調としては昨日よりは回復したが、倦怠感が残り一日ほぼ横になっていた。
自覚できる副作用としては下痢の症状も出たが、そんなにひどいものでもなかった。
それと鼻をかむとティッシュに血が付くことと、倦怠感と、のどの違和感があった。
【食事】
食事はおでんの大根とサラダチキンをこまかく刻んだものと豆腐をブレンダーで砕いて豆乳と合わせて煮るスープを食べた。
そのほかは水素水と温めた豆乳を飲んだ。
【自覚できる副作用】
- 吐き気(軽い)
- 倦怠感
- 下痢(軽い)
- 鼻をかんだらティッシュに血が付いていた(微量)
- のどの違和感
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後3日目
【体調】
朝起きてみての体調は昨日に比べて少しだけマシといった感じ。
早朝に下痢の症状が出たので、それに伴って少し倦怠感も残る。
それでもベッドから起きて何かしようと思えるくらいまでは回復した。
警戒していた下痢の症状はそれ以降は出ず、午前中に排便があり、軟便ぽかったが普通の排便だった。
一日を通して少しだけ倦怠感が残る感じがしたが、今日からウォーキングも再開して少しづつでも身体を動かしていこうと思う。
あと、水分補給として日中は温めた豆乳と水素水と栄養ドリンクをこまめに飲むように心がけた。
【食事】
昼食にはおでんの大根と玄米のお粥。
夕食には豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐にレトルトカレーを少しだけかけて食べた。
【自覚できる副作用】
- 倦怠感
- 下痢(軽い)
- 鼻をかんだらティッシュに血が付いていた(微量)
- のどの違和感
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後4日目
【体調】
早朝4時ごろに目が覚めてしまい二度寝も出来なそうなので、そのまま起きることにした。
今日一日を通して下痢の症状も出ず回復はしてきたものの、うすい倦怠感が少し残っている感じがした。
そして喉の違和感も残っており、声はかすれ気味で、食べたものが微妙に喉に引っかかる感じもあった。
とはいえ今日から筋トレも再開して無理のない程度に身体を動かしている。あと日中は温めた豆乳と水素水をこまめに飲むように心がけた。
【食事】
昼食にはおでんの大根とアヒージョ(海老、マッシュルーム、鶏肉、ブロッコリー、アボカド)とブランパンをひとつ。
夕食には豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐にレトルトカレーを少しだけかけたものと納豆と肉野菜炒めを食べた。
【自覚できる副作用】
- 倦怠感(軽い)
- のどの違和感
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後5日目
【体調】
朝起きてみての体調はいい方だと思う。
昨日までうっすらと感じていた倦怠感もほぼ感じなくなったが、のどの違和感はまだ残っている感じがする。
それでも昨日までに比べれば気分は良くなっている。
午後になって下痢の症状がでる。
昨日まで食べたものと今日で何が違うか考えたとき、ミントタブレットを食べたことに気がついた。
昼食前に外出していて車の運転中でお腹が空いていたこともあり、ちょっと食べ過ぎた感もあるので、もしかしたらそのミントタブレットに含まれる人工甘味料が原因かもしれない。
そういえば最近は食べなくなったが一時期は口さみしいときはよくポリポリと食べていた気がする。
糖質をとらないように心がけているのでミントタブレットは砂糖不使用の商品を選んでいるが、その代わりにソルビトール、スクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料が使われている。もしかしたらそれらが影響しているのかもしれない。
これからミントタブレットは食べるのはやめて様子を見てみよう。
【食事】
昼食にはアヒージョとブランパンをひとつと野菜炒めを。
夕食には豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐にレトルトカレーを少しだけかけたものと納豆とサバの塩焼きを食べた。
【自覚できる副作用】
- 倦怠感(軽い)
- 下痢(軽い)
- のどの違和感
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後6日目
【体調】
朝起きてみての体調はいい方だと思うが、のどの違和感は少しだけ残る。
午後になって普通の排便あり。昨日の下痢はおさまったようだ。
昨日からミントタブレットを食べないようにしていたので、下痢の原因はやはりミントタブレットにあるのかもしれない。
砂糖不使用・糖質オフの商品をなるべく選ぶようにしていたが、砂糖を使わないかわりに人工甘味料を使っているので、その点も今後は注意したい。
【食事】
昼食にはアヒージョ(海老、マッシュルーム、鶏肉、ブロッコリー、アボカド)。
夕食には豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐にレトルトカレーを少しだけかけたものとイカ焼きとわかめスープとブロッコリースプラウトのサラダを食べた。
【自覚できる副作用】
- のどの違和感(軽い)
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後7日目
【体調】
朝起きてみての体調は良好。調子はいい方だと思う。
のどの違和感もおさまってきた感じがする。
朝に普通の排便あり。下痢の症状も出なくて調子がいい。
抗がん剤の投薬後7日目の体調としてはいい方だと思う。
【食事】
昼食にはアヒージョ(海老、マッシュルーム、鶏肉、ブロッコリー、アボカド)とイカ焼きとプレーンオムレツ半分と玄米ご飯を。
夕食には豆腐お好み焼きと納豆とわかめスープとブロッコリースプラウトのサラダを食べた。
【自覚できる副作用】
- のどの違和感(軽い)
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後8日目
【体調】
朝起きてみての体調は良好。のどの違和感についてもほとんど感じなくなった。
【食事】
昼食にはアヒージョ(海老、マッシュルーム、鶏肉、ブロッコリー、アボカド)とサラダとわかめスープを。
夕食にはサーモンの刺身と豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐と納豆とわかめスープとブロッコリースプラウトのサラダを食べた。
【自覚できる副作用】
- 特に無し
9クール目アバスチン抗がん剤投薬後9日目
【体調】
朝起きてみての体調は良好。比較的によく眠れたと思う。
特に問題を感じる副作用も出ていないくて、調子はいい方だと思う。
【食事】
昼食には豆腐お好み焼きとアヒージョ(海老、マッシュルーム、鶏肉、ブロッコリー、アボカド)と豆腐を乾煎りしたポロポロ豆腐。
夕食にはイカ焼きとポロポロ豆腐と納豆とブロッコリースプラウトのサラダを食べた。
【自覚できる副作用】
- 特に無し
アバスチン抗がん剤の9クール目の休薬期間9日経過した時点での感想
今回9クール目の休薬期間で気づいたことは、抗がん剤の副作用が比較的軽くすんでいるということ。
これまでは抗がん剤投薬後数日間の体調としては強い吐き気とひどい下痢に悩まされていたものだが、今回はそれほどでもなかった。
抗がん剤の副作用、特に下痢の対策として「火の通ってないものは避ける」ということと「なるべくよく噛んで食べる」ために離席食事法というものを実践しているおかげなのかもしれない。
もしくは抗がん剤に対して身体が耐性を持ち始めたのか。どちらにしても憶測の域を出ない。
そして副作用の症状として、今回は「のどの違和感」が割と長く残っていたような気がした。
これまでは「鼻をかむとティッシュに血が付く」という症状が長く残っていたが、これは今回割と早めにおさまったので、かわりにのどの違和感が残るようになったのかな?と考える。
だが、これも憶測の域をでないので、なんともはっきりせずもどかしいものだ。