6クール目の抗がん剤治療の休薬期間。投薬終了翌日から3日目【がん闘病記69】
この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2016年の9月中旬ごろに書いたメモをまとめています。
6クール目の抗がん剤投薬翌日
2016年9月。
さすがに抗がん剤治療も6回目ともなると副作用のキツさは増してくるが、前回ほどでもないような気がする。
倦怠感のつらさ度は7くらい、食欲なし、吐き気はたまにあるくらい。
冷たいものを持った時に感じる手のしびれ
ただ、冷たいものを持った時に感じる手の痺れは前回よりひどくなっている気がする。
それに伴って口の中の痺れも酷い、冷たいものが食べれない。
でも、今のところ下痢や便秘の症状は出ていない。
まあ、朝から野菜と果物しかとってないので消化に体力を使う必要もないし、これがかえって良かったのかもしれない。
そしてとにかく水を飲む。
なんだか直感的に水をたくさん飲むといい気がするので飲んでいる。
副作用がキツくなってくると食べ物や飲み物が飲み込みづらくなってくるので、単純に水を飲むのも結構つらかったりもする。
夜中に何度もトイレに起きるし、いいことばかりではないがとにかくやっていこうと思う。
身体に良いことを取り入れて習慣化する
6クール目の抗がん剤投薬から2日経過
朝5時ごろ目が覚める。
倦怠感のつらさ度は6くらい。
しかし、抗がん剤投薬後の2日目の体調としては調子はいいほうなのかもしれない。
あくまでも前回と比較しての話だけど。
行動の習慣化
目覚めてから絞りたてのレモン果汁入りの野菜ジュースを飲み、ストレッチして瞑想をする。
そのあと近所の自然公園にウォーキングに出かける。
この一連の行動が習慣化されつつある。
いい傾向だと思う。
朝食は主に野菜と果物。
キャベツと玉ねぎの千切りとブロッコリーなどを主に食べている。
果物はグレープフルーツなど。
精製された穀物や肉類や乳製品、砂糖が入った食品はなるべく取らないようにしている。
これらのことがどれだけ癌に対して効果的かどうかは正直分からない。
僕としてはあまり過度な期待はしないようにしている。
とはいえ抗がん剤の副作用で食欲も無いし、舌も痺れているので野菜と果物以外はあまり食べたくないっていうのも本音のところではある。
舌の感覚がもう少しマシになったら週一くらいで牛丼でも食べたいと思っている。
ガツガツモリモリと食べてみたい。
ああ、あのお肉とツユが染みたご飯が一緒に喉を通る感覚、舌の奥から喉の奥へと味覚が鼻の奥に感じる風味と共に降りていく感じ。
また存分に味わいたい。
ホント、こんな状態になっても食い意地だけはなくならないとは我ながら感心する。
こんな時くらい食べること以外のことを考えればいいのに。
普通に食べて普通に出す。ということは幸せなことだ
6クール目の抗がん剤投薬から3日経過
朝、目覚めは悪くないが口の中に薬品が回っている感覚がして気持ち悪い。
これは今までも経験のあることだけど、実際には苦いものを口の中に入れているわけではないにも関わらず口の中がなんだか苦い感じがする。
舌の痺れと関係しているのかな?
まだ舌が痺れてるのであまり食欲は無い。
朝は昨日と同様に野菜と果物だけにする。
普通に排泄ができるということは幸せなことだと実感する
現在の体重は64㎏くらい、順調に体重は減ってきている。
まあここ何日かは野菜と果物だけしか口にしていないから当然と言えば当然だと思う。
まるで子ウサギのような食生活。
ちまちまと食べている。
汚い話になるけど草食動物といえばコロコロしたフンをするイメージなのだが、それなのに結構しっかりした大便が毎日出る。
思ったより太いのでおしりが痛い。
野菜と果物だけでなんでこんなにも大便が出るのか不思議だ。
でもこれは僕にとって喜ばしいこと。
抗がん剤の副作用で下痢と便秘を行ったり来たりしがちなので普通に便通があることは喜ぶべきことだ。
実際下痢もつらいが便秘は輪をかけてつらい。
普通にトイレに行けるということは幸せなことなんだと実感する。
僕にはその症状はないけど病気によってはおしっこが出なかったりして排泄が困難な場合もあるだろう。
あたりまえに身体の中の不要物を出せる、排泄できるということはありがたいことだと感謝しつつトイレに行くことにしよう。
夜になると舌の痺れが酷くなってきた。
喉も痺れているようで水も飲みにくくなってきた。
だいたい抗がん剤投薬後の3~4日目くらいはいつもこんな感じだからしょうがない。
早くマシになってご飯をモリモリ食べたいものだ。
一番嫌なのは匂い
抗がん剤の副作用で何が一番イヤかっていうと鼻にまとわりつく嫌な匂いだと思う。
実際に僕の周りでそのような臭いがしているわけではなく内面的な問題か、もしくは嗅覚が異様に敏感になっているのか。
鼻の奥の奥、喉の上くらいから感じる嫌な匂い。
腐った卵と髪の毛を同時にいぶしたような嫌な匂い。
外からではなく内面から感じる嫌な薬品の匂い。
これが一番精神的にも肉体的にもつらい気がする。
その匂いで気が滅入るし、吐き気も酷くなる。
今回はその嫌な匂いがあまりないので助かっている。
やっぱり水をたくさん飲んだのがよかったのかな?
それとも水は全く関係なくてただの波の好不調の一端なのかもしれないけど。