アバスチン抗がん剤1クール目の休薬期間(7~12日目)の副作用と体調
アバスチン抗がん剤1クール目の休薬期間の副作用と体調はどうなのか(7日~最終日12日目まで)
この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2019年1月上旬に書いたメモをまとめています。アバスチン抗がん剤投薬後の休薬期間中に起こる副作用の症状やパターンなどを治療ダイアリーに記録しています。
- アバスチン抗がん剤1クール目の休薬期間の副作用と体調はどうなのか(7日~最終日12日目まで)
- 抗がん剤の副作用の症状やパターンを把握するために治療ダイアリーをつける
- 抗がん剤投薬の投薬後7日目から12日目(休薬期間最終日)までに出た副作用の症状と体調の変化と食事について
- アバスチン抗がん剤の1クール目を終えてみての感想
抗がん剤の副作用の症状やパターンを把握するために治療ダイアリーをつける
2019年1月。
1クール目のアバスチン抗がん剤の休薬期間も6日ほど経過した。
引き続き抗がん剤の副作用の傾向を把握するために病院からもらった『AVASTINダイアリー』という小冊子に治療日誌をつけていくことにする。
抗がん剤の副作用の症状の出現頻度やパターン、またはそのつらさの度合いや回復パターンなど記録しておけば今後の比較や対策がしやすいと思う。
AVASTINダイアリーで記録する主だった抗がん剤の副作用
AVASTINダイアリーでは下記のような項目を記録するようになっているので、これらがアバスチン抗がん剤の主だった副作用だと考えられる。
- 血圧(高くなる傾向にある)
- 吐き気や嘔吐、便秘、下痢、腹痛、口内炎
- 手足のうずき・しびれ、痛み・腫れ(赤い)、ひび割れ・水泡、爪の色の変色や変形
- 鼻血、血便・下血
- 頭痛
- めまい、フラフラ間
- 脱毛
- のどの違和感
- 息苦しい
- 胸の痛み
- むくみ(手・足・顔)
- 倦怠感(だるさ)
これらの症状が出た日にはしるしをつけて症状が出やすい日やそのパターンなどを探っていこうと思う。
抗がん剤投薬の投薬後7日目から12日目(休薬期間最終日)までに出た副作用の症状と体調の変化と食事について
休薬期間中に起こる抗がん剤の副作用の症状と体調は日数の経過によってどう変化していくのか、そして日々の食事は副作用に影響があるのかどうかを調べるために記録していこうと思う。
※基本的に食事は昼夜の2食だけにしている。
1クール目アバスチン抗がん剤投薬後7日目
【体調】
朝起きてみると体調としては多少のだるさはあるものの、昨日より少しはマシになっている感じだ。毎度のことながら少しづつ少しづつではあるがなんとか回復に向かっていってくれてる。下痢もおさまったみたいで、食欲が出てくると同時になんだか元気になった気もする。
抗がん剤の投薬後から1週間でやっとここまで回復した。
これが今後の1つの目安になるのかもしれない。
この先の抗がん剤の投薬直後とか苦しい時は
「今は苦しいけど、1週間もすれば良くなる」
と言う希望的観測が持てる1つの根拠になるだろう。
【食事】
昼食には玄米ご飯にレトルトの牛丼を少しかけたもの、茹でたブロッコリー、野菜スープ。
夕食にはエビとブロッコリーをオリーブオイルで煮たアヒージョ、ブランパンを1つ食べた。
【自覚できる副作用】
特に無し。
1クール目アバスチン抗がん剤投薬後8日目
【体調】
朝、目覚めてすぐに体調に意識を向ける。寝起き特有の多少のだるさはあるが、気分的には昨日とあまり変化はない。
昨晩から今朝にかけて心配していた下痢も症状は午前中は出ず、なんとかおさまってくれたのかもしれない。しかし、多少気分が良くなったからといって抗がん剤の副作用の影響は全て身体から抜けたわけではないと思う。
そして午後4時ごろトイレに行くと下痢ではない普通の便が出たが、その後30分後に下痢の症状が出る。
下痢の波がいまいちつかめないでいる。
【食事】
昼食には「カレーハウスCoCo1番屋」で糖質オフのカレーを食べる。
夕食には長ネギのアヒージョ、サーモンのお刺身、ブランパン1つ食べた。
【自覚できる副作用】
- 下痢(軽い)
1クール目アバスチン抗がん剤投薬後9日目
【体調】
朝、目が覚めて自分の体調に目を向ける。なんだか調子は良さそうだ。数ミリづつゆっくりではあるが体調は回復していっている。
昨晩は心配していた下痢の症状は結局のところ出なかった。今日は食欲も出てきたので食事のボリュームを上げてみて結構な量を食べた。昨日までに比べたら凄いご馳走になったので、お腹がびっくりしていないか心配だったが、今日は1日通して下痢の症状は出なかった。まだまだ油断はできないけどこのままおさまってくれれば何よりだ。
【食事】
昼食にはプレーンオムレツ、ブランパンひとつ、昨日の残りのアヒージョ。
夕食には ヒレステーキ、サーモンのお刺身、糖質ゼロ麺をアヒージョの残りのオリーブオイルで炒めたものを食べた。
【自覚できる副作用】
特に無し。
1クール目アバスチン抗がん剤投薬後10日目
【体調】
朝、目覚めて自分の体調に意識を向ける。なんだか喉に違和感があるというか、「痛い」と言うほどでもないがちょっとだけ腫れている感じがする。
もしかしたら風邪を引いたのか、もしくは抗がん剤の副作用のひとつなのか…
アバスチン抗がん剤については今回が1クール目なのでまだどんな副作用がでるか分からない。注意深く観察していこうと思う。
【食事】
今日は1日外出していたので昼夜ともに外食だった。
【自覚できる副作用】
- 喉の違和感?
1クール目アバスチン抗がん剤投薬後11日目
【体調】
昨晩は夜中に熱が出たようで、寝汗をかいてその汗を拭くために夜中に何度か起きた。
風邪をひいたのか?
それとも抗がん剤の副作用なのか?
その点はよくわからない。
そして昨日から喉の違和感が少し気になっている。扁桃腺が腫れているような感じでつばを飲み込むと痛いとまでは言わないが少し引っかかる感じがする。
「もしかしたら風邪かな?」とも思ったが、アバスチンの抗がん剤のガイドブックを見ると、副作用の1つに「喉の違和感」というものがあるので、もしかしたらそっちの方かもしれない。
気分的には良くなってきていて、投薬から11日経過した今ではかなり抗がん剤を受ける前の状態に近づいてきたとは思う。しかし自分では意識できないところで身体に抗がん剤のダメージはまだ残っているとは思う。
夜、なんだかだるいので熱を測ってみると37度7分あった。これが抗がん剤の副作用のせいなのか風邪のせいなのかはよく分からない。こういう時はうだうだ起きてないで早く寝てしまわない限る。
【食事】
昼食にはプレーンオムレツとブランパンをひとつ食べた。
夕食は気分が悪かったので食べずに寝た。
【自覚できる副作用】
- 喉の違和感?
1クール目アバスチン抗がん剤投薬後12日目(休薬期間最終日)
【体調】
朝起きて体調に意識を向けるとなんだかだるい感じがする。このダルさが風邪を引いているせいなのか、抗がん剤の副作用のせいなのか、それとも身体に巣食う癌が悪さをしているのか…どうにも分かりにくい。
今日で抗がん剤の休薬期間は終わるので、なるべくなら体調は抗がん剤を受ける前のフラットな状態まで戻しておきたかった。なんだか熱っぽいので熱を測ってみたけど36度7分とちょっと高めだが平熱である。
明日からまた過酷な抗がん剤の投薬が始まると思うと少しナーバスになっているのかもしれない。
【食事】
メモ取り忘れ。
【自覚できる副作用】
- 倦怠感
アバスチン抗がん剤の1クール目を終えてみての感想
今日でアバスチン抗がん剤治療(FOLFIRI療法)投薬3日、休薬期間12日間が終わったので1クール目が終了したことになる。
全体を通しての感想は副作用としては投薬開始してから数時間で吐き気がひどくなり、その吐き気は6~7日間くらい続いて、吐き気がおさまってくると下痢の症状が出てくる。そしてその下痢の症状は4~5日続いたのちにおさまっていく感じになっている。
個人的には投薬開始から10~11日後(投薬後から1週間後)くらいになれば体調も回復して抗がん剤を受ける前の状態に近くなると思う。
まだまだ1クール目なのでこの先回数を重ねていけばどうなるかは分からないが、記録をつけることで抗がん剤の服作用のパターンが少しでも把握できれば対策も立てやすくなると考えている。
個人的に下痢になりにくいと思う食べ物
今までの傾向をまとめると食べても下痢になりにくかったものは
- 豆乳
- おでんの大根
- 糖質オフのクッキー
などがある。
どれもなるべくよく噛んで胃腸の負担が少なくなるように心がけた。
抗がん剤の副作用で下痢がひどいが、まったく何も口に出来ないというわけでもない。
これからも食べれそうなものを慎重に選んでいければいいと思う。