44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。48歳になりました。

アバスチン抗がん剤3クール目の投薬後翌日から5日目まで

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2019年の2月上旬に書いたメモをまとめています。

アバスチン抗がん剤投薬後翌日~3日目

2019年2月。

アバスチン抗がん剤3クール目の投薬後の翌日

ケトン値は+/-(下から2番目)

ケトン値とは専用の試験紙で尿中のケトン体を測定した数値で、免疫栄養ケトン食を実践している僕は毎朝その数値を測定している。 (+が多いほどケトン体が出ている)

 

09:00ごろ、吐き気が上がってきたので吐き気止めの錠剤「メトクロプラミド」を飲む。

12:00ごろ、再び吐き気止めを飲む。とにかくきつくて1日中横になっていた。

排便は夕方頃に昨日と同様普通にあったので、まだ下痢にはなっていないようだ。食事はほとんどとらずに水を飲み、ミント飴をなめて吐き気をしのいだ。

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自覚できる副作用としては

  • 強い吐き気
  • 倦怠感
  • 鼻をかんだときにティッシュに血が混じる

くらいだった。 

3クール目のアバスチン抗がん剤投薬後2日目

ケトン値は++。

09:00ごろ吐き気止めを飲む.。つらくて一日中横になっていた。昨日と同様に吐き気がおさまらないので食事はほとんどとらず、水を飲みミント飴を舐めて吐き気をしのぐ。

昼にコンビニで買ってきたおでんのだし汁だけ飲み、夜には味噌汁の具を抜いたものを飲んだ。これまでのパターンからすると抗がん剤の投薬開始から5日間(入院3日間を含む)くらいは吐き気で苦しみ6日目くらいでそれが和らいでくる。そしてそのあとは下痢になるパターンなので、下痢がおさまるまではなるべく胃腸の負担になるようなものは食べないでおこうと思う。

自覚できる副作用としては

  • 強い吐き気
  • 倦怠感
  • 鼻をかんだときにティッシュに血が混じる 

3クール目のアバスチン抗がん剤投薬後3日目

ケトン値は+。

抗がん剤の投薬後から今日で3日経ち、なんとか起き上がって何かしようという気になるまで回復した。これまでのパターン通りでもある。

抗がん剤の投薬開始からこれまで5日以上は寝たきりだったので、少し身体を動かそうと思い今日は午後から少し散歩に出てみようと近くの運動公園まで行った。

しかし、ここ数日ろくなものを食べていないせいかフラフラするし、体力も無いせいかやけに寒さが身にしみるので早々に切り上げて帰ってきた。

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食事は昼食にコンビニで買ったおでんの大根ひとつを食べた。

そして午後に栄養ドリンク「リポビタンfine(低カロリーで糖質ゼロのもの)」を1本だけ飲む。

これまでろくに栄養とっていなかったので胃がびっくりしてはいけないと思い、少しずつ時間をかけて飲むことにした。

ひと口飲んでは水を飲み、ひとくち飲んでは30分おいて、といった感じで1本を2時間位かけて飲む。

そのおかげか分からないが、夕方になって少し元気が出てきたような気もする。今のところ下痢にはなっていないが、今までのパターンからすると明日くらいから下痢になるのでまだ食事には注意が必要だ。

自覚できる副作用としては

  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 鼻をかんだときにティッシュに血が混じる

アバスチン抗がん剤投薬後4日目~5日目

アバスチン抗がん剤3クール目の投薬後4日目

ケトン値は+。

朝起きてみて、体調に意識を向ける。昨日まで続いていた吐き気はほぼおさまったような気がする。ただ、頭の芯に少しだけ重さが残るような感じがするが気のせいレベルのもの。

そして昨日から少しずつ食べ物を口にできるようになったので、徐々に元気になってきたような気がする。これまでのパターンからすると今日あたりから下痢の症状が出てくるのだが朝の段階ではまだその兆候は出ていない。今日までなるべく消化吸収の負担になるようなものは食べずにいたが果たしてどうなることやら。

昼食にはコンビニで買ってきたおでんの大根ひとつと具なしの味噌汁を飲む。

夕食には母が作ってくれた白菜とカリフラワーと鶏肉をだし汁で柔らかくなるまで煮たものとコンビニで買ってきたおでんを2つ食べた。

不思議とまだ下痢の症状は夜になってもまだ出ていない。

昨日までなるべく胃腸の負担になるようなものは食べないようにしてきたおかげなのかどうかは分からないが、とりあえず副作用が軽いことに越した事は無い。

そして今日は日中なるべく白湯を飲むように心がけた。水分補給すると同時に暖かいお湯を飲んで身体を中から温めようという試み。

これも下痢になってない要因のひとつなのかもしれない。

自覚できる副作用としては

  • 鼻をかんだときに少し血が混じる

くらいのものだった。 

アバスチン抗がん剤3クール目の投薬後5日目

ケトン値は+/-。

投薬後から5日目の体調としてはこれまでに比べて割と良い方だと思う。

昨日から心配していた下痢の症状も朝の時点ではまだ出ていない。

薬に耐性がついてきたのか、それとも投薬後から主に水分だけをとって胃腸の負担をかけないように心がけてきたことが良かったのか分からないけど、とりあえず副作用が軽く済んでいることは喜ばしいことだ。

昼食には玄米を使ったおじやを食べた。

夕方ぐらいにトイレに行ったが下痢ではなく普通の便が出た。

今回の5日目は不思議と下痢にならなかったらしい。

夕食は玄米を使ったおじやとエビと鶏肉とカリフラワーとブロッコリーとマッシュルームをオリーブオイルで煮たアヒージョを食べた。

久しぶりにまともな食事が取れたと思う。

下痢を警戒していたが今日はその症状は出なかった。なぜなんだろう?と考えて前回の抗がん剤治療と今回を比較してみた。

いつもはケトン体を出すために中鎖脂肪酸100%のMTCオイルを抗がん剤投薬中から飲んでいて、投薬後も毎日大さじ4杯くらいは飲んでいた。

でも今回は吐き気が強くてそれすら飲むことができなかった。

そしてサプリ関係も一切取らなかった。投薬中に食べたものは病院食で出た果物を少しかじる程度。そして投薬後は胃腸の負担にならないようにと思い、水分だけをとって固形物はコンビニで買ったおでんの大根を少し食べたくらいだった。

もしかしたらそれが良かったのかもしれない。

その他に前回から鍼灸院で教えてもらった吐き気と下痢の軽減に効果があるとされるツボにピップエレキバン貼ってたり、水素水を飲んだりもしている。

どれが効いているのか、どれが効果的なのかを厳密に絞る事は難しいが、どれかひとつでも当たっているのならやったかいはあると言うものだ。

 

自覚できる副作用としては

  • 鼻をかんだときにティッシュに血が混じる(微量)

くらいでそれも朝のうちだけで夜にはその症状は出なかった。